その症状は風邪?それとも花粉症?症状別の見極め方とは?
- 鼻水の状態で判断する
風邪の時に出る鼻水は粘度が高く黄色っぽくなりますが、花粉症の時に出る鼻水は無色透明に近くサラサラしていて、まるで水のようです。また、花粉症が原因で出ている鼻水は、1週間10日という単位ではなく、花粉が活発に飛んでいる期間中ずっと出がちです。鼻水の状態や鼻水が出ている期間を見るだけでも、風邪か花粉症か見極めることができます。
花粉症とは長年の付き合いである私の場合、バレンタインデーを過ぎたあたりから、鼻水が出始めます。ですので、この時期に出てくるサラサラ鼻水を見ると「今年も花粉症のシーズンが来てしまった」と実感します。
- 目のかゆみは花粉症特有
風邪をひいて高熱になったことで目が充血するということはありますが、目にかゆみが出るということはありません。花粉の飛散ピークである2月から4月ころに目のかゆみがしょうじるのであれば、それは花粉症の証拠です。
- その咳も花粉症のせいでは?
咳が出ると真っ先に風邪を疑ってしまいますが、口から入った花粉が喉についてしまって取れないと喉にかゆみや痛みが出てしまい、結果的に咳に繋がります。鼻水同様、花粉が活発に飛ぶ期間に咳が1週間以上続くのであれば、風邪ではなく花粉症を疑った方が良さそうです。
- その発熱は風邪から?実は花粉症かも!
実は、花粉症が原因で微熱が出ることもあります。私も微熱が出てしまう花粉症もちなのですが、外出すると37度前後まで体温が上がってしまいます。
花粉症による発熱は、花粉に対して体が過剰に防衛反応をすることで免疫力が低下してしまい、起こります。自宅にいる時は平気でも外出すると熱っぽくなるといった症状や、目のかゆみなどの症状も併せて出ているときには、風邪ではなく花粉症を疑いましょう。
なお、38度を超えるような高熱が出る場合には、花粉症ではなく風邪やインフルエンザにかかっている可能性があります。
- まとめ
風邪からきている症状なのか花粉症からきている症状なのか、よく見てみると明確な違いがある事が分かります。いずれにしても、鼻水・鼻づまり・咳・発熱などの症状が出た場合には早めに医師の診察を受け、薬などを服用して少しでも症状が緩和するように努めて下さい。
また、花粉症の原因として、栄養バランスの偏った食事や溜まり過ぎたストレスもあります。日頃からバランスに気をつけた食事や睡眠・運動を心掛けるのも、花粉症対策として効果が期待できそうです。