花粉症あれこれ

Posted on 2014/10 by miyahara

花粉症に効くアロマ

リラックス効果でおなじみのアロマテラピーは花粉症の症状緩和やカゼの予防にも効果的な働きがあります。今回は、アロマオイル(精油)の中でよく使われるもの、気軽にできるものをご紹介します。

 

  • 日常生活で簡単にできる方法
  • マスクの中

ティッシュやコットンに精油を1滴たらします。精油はほとんどの種類が直接肌に触れると刺激が強いので、精油がついた部分は折りたたんでマスクの内側に入れます。また、精油は少量でも香りが強いです。周囲の人にも香りが届くので1滴で十分です。この方法を使えば家の中でも外出中でもアロマテラピーを取り入れることができます。

  • 精油入れのある加湿器

加湿器には精油を入れるための器がついているものがあります。その中に適量(大きさによって変わります。説明書で確認してください)を入れて、そのままスイッチをいれると、香りを含んだスチームが部屋に広がります。最近は小さめでアロマテラピーを楽しむ機能が中心のタイプのディフィーザーが多く販売されています。

  • 濡れたタオル

加湿器がなくても、濡れたタオルを干しておくと加湿効果があります。そのタオルにも1滴たらしておくことでも同じような効果が得られます。エアコンが近くにあれば風にのって香りが広がります。

  • お風呂に入れる

湿度の高い入浴時には、お風呂の湯に1滴精油を入れます。精油を直接肌につけると刺激が強いですが、風呂の中に1滴程度なら濃度が低いので刺激は弱いです。お湯の水蒸気に香りが含まれるので、入浴中は体を洗っていてもずっと広がっています。

 

  • 花粉症に効果のあるアロマオイルの種類

アロマオイルは種類が多く、店先で何を選んだらいいのか迷ってしまう人が多いと思います。おおざっぱに「リラックス系」「スッキリ系」「やる気を出す系」などが書かれていますが、その中でもアロマテラピーの専門家が花粉症対策におすすめしている種類を紹介します。

  • ティートリー

オーストラリアの先住民であるアボリジニが、この木の葉をお茶にして飲んでいたことから、ティー・トリー(Tea Tree)と名づけられました。傷や感染症を治す薬として利用していたといいます。ティートリーには強い抗菌、抗ウイルス作用もあるのでカゼ対策にも使われています。

  • ユーカリ

ユーカリにも強い抗菌、抗ウイルス作用が期待できます。また、ユーカリに含まれる1.8-シネオールという成分はタンを切るのに優れているので、セキ、ぜんそく、鼻づまりのホームケアに使われることもあります。クールな香りで、ティートリーと比べるとユーカリの香りの方が刺激があります。購入する時に実際の香りを比較して、気に入るほうを選んだり、アロマテラピーの知識を持つ店員に聞いてみるといいでしょう。

 

  • ペパーミント

メントール(ハッカ)の香りで有名です。ユーカリと同じく、鼻粘膜の腫れを鎮め、空気の通りをよくしてくれます。 粘膜の炎症を抑えるたりや、免疫力を高める作用が期待できるため、咳や喉の痛み、鼻づまりに適しています。ペパーミントはガムや歯磨きチューブ・洗口液などの様々な香りづけに使われています。