花粉症あれこれ

Posted on 2014/10 by miyahara

花粉症で鼻づまりになる理由を知ってしっかり解消する!

  • 花粉症になるとなぜ鼻づまりになる?

花粉は鼻から入ると、鼻の細胞にある肥満細胞というところに花粉が付き、ヒスタミン・ロイコトリエン・トロンボキサンといった物質が出てきます。このヒスタミン・ロイコトリエン・トロンボキサンが空気の通り道である下鼻甲介を刺激すると炎症が生じてしまい、下鼻甲介の表面粘膜が腫れてしまいます。表面粘膜が腫れてしまうことで空気が通れなくなってしまい、結果的に鼻づまりになるのです。

 

鼻づまりになると、普段の生活も辛くなりますが、夜も息苦しくて眠れなくなることもあります。花粉症で悩む私も、花粉が飛ぶ季節になると、息苦しさから2時間起きに目覚めてしまいます。

 

  • 花粉症による鼻づまりを解消できる方法がある!

個人差はありますが、辛い鼻づまりを解消できる方法があります。

 

例えば、鼻うがいです。少々の塩を入れたぬるま湯を、前かがみになって鼻から入れます。片方の鼻の穴から入れた塩入りのぬるま湯がもう片方の鼻から流れるように鼻うがいをするのが理想的ですが、鼻の奥まで通すのが難しい場合は出来る範囲で試してみてください。ただし、鼻うがいをしている最中につばを飲み込んだり、塩入のぬるま湯が鼻の奥に残っている状態で鼻をかんだりすると中耳炎になってしまう可能性がありますので、注意が必要です。

 

また、鼻うがいが苦手だという人には、氷を舐めて口の中を冷やすことでも鼻づまりを解消する効果が期待できます。下鼻甲介の表面粘膜が炎症で腫れてしまっていることから鼻づまりがおきているので、氷を口に含むことで口から鼻に氷の冷たさが伝わって炎症を和らげることができます。花粉症と長年戦っている私は、鼻うがいが上手くできないので、鼻づまりがあるときには氷を口の中に入れるというこの方法をよく使っています。口の中が本当につめたくなりますが、鼻通りがかなりよくなります。

 

さらに、鼻づまりを解消するツボを押してみるという方法があります。小鼻の両脇にある「迎香」というツボを人差し指の腹を使って真下に卸すように押します。右側の鼻がつまっている場合には左側が下になるように横になって「迎香」を押し、左側の鼻がつまっている場合には右側が下になるように横になって「迎香」を押すと効果的です。

 

  • まとめ

花粉症による鼻詰まりは自分で手軽に解消できる方法がいくつもあります。しかし、あまりにも症状が続くようであれば耳鼻科の医師などの診察を受けて、薬を処方してもらって下さい。

 

また、マスクやメガネ・ゴーグルなどをすることで、花粉が体の中に入らないようにすることもできます。マスクやメガネ・ゴーグルをすると息苦しさを感じることもありますが、ここは鼻づまりを少しでも和らげるためだと思って、しっかり使って下さい。