花粉症あれこれ
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花粉症の症状には咳や痰といった風邪に似た症状も出る!
- なぜ花粉症で咳や痰が出るの?
花粉症によるアレルギー反応の原因は花粉です。花粉が目・鼻・口から入ろうとすると体から花粉を追い出そうとして、鼻水がたくさん出てきます。鼻水は鼻から出るだけではなく、少しずつ喉を伝って流れていってしまうので、この流れてきた鼻水が原因となって咳や痰が出てしまうのです。
また、口から花粉が直接入りこんでしまって喉に張り付いてしまうと、張り付いた部分で炎症が起きてしまい、喉にかゆみや痛みが出た結果、咳や痰に繋がる事もあります。
さらに、鼻がつまり過ぎてしまうと、喉が乾燥してしまうと咳が出やすくなりますし、口呼吸になることで唾液量が減ってしまって咳に繋がる事もあります。
- 花粉症?風邪?どうやって見極める?
咳や痰が出る他に花粉症と思われる症状が出ているかどうかで、花粉症なのか風邪なのか見極めることができます。
例えばくしゃみの回数です。花粉症になるとくしゃみの回数は連続しておきますし、かなり高い頻度でおこります。私も花粉症もちなのですが、風邪の時に出るくしゃみとは明らかにレベルが違うほどの回数・頻度なので、分かりやすいはずです。
また、鼻水の状態でも見極めることができます。風邪のときには粘度の高く濁った鼻水が出ますが、花粉症による鼻水の場合は無色透明でサラサラしています。
さらに、目のかゆみや充血があれば花粉症だと分かりやすいです。風邪をひいた時に、発熱から目が充血するということはあるかもしれませんが、目がかゆくなるということは稀なはずです。
- 咳や痰を止める方法とは?
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まずは、喉を潤すことが重要です。例えばマスクは花粉を吸い込まないためにも必要ですが、喉を乾燥から守ることもできます。また、加湿器を使って部屋の乾燥を抑えることで、喉の乾燥を防ぐこともできます。さらに、喉飴をなめることで、喉の痛みを和らげることもできますし、喉に水分を補うことができます。
次に、喉に付いてしまった花粉を取り除くという意味では、うがいをすることも大切です。うがいをする時にうがい薬としてヨード液(イソジン)を使う人が多いと思いますが、ヨード液(イソジン)を使ってうがいをすると、かえって喉の粘膜を傷つけてしまうという話もありますので、何も入れずにうがいをしたほうが良さそうです。
- まとめ
花粉症の症状としてはあまり有名ではない咳や痰といった喉の異常も、実は花粉症の症状として感じている人が8割近くもいるそうです。季節の変わり目で咳が出やすかったり痰が出やすかったりした場合は、花粉症の症状ではないかと疑ってみてください。