花粉症あれこれ

カテゴリ:花粉症の症状
Posted on 2014/10/27 by miyahara

花粉症の喉の痛みの関係性

花粉症は主に鼻や眼の症状ですが、喉の症状を感じる人は30%くらいいます。症状としては、かゆみ、痛み、違和感があるなどです。空気が乾燥していると、花粉も一緒に吸い込んで喉にくっついて、アレルギー症状が起きます。

解決策としては、加湿、喉の薬、漢方薬などがあります。

 

  • 加湿

乾燥は花粉だけでなく、ウイルスも吸い込む原因になります。加湿器で湿度をあげること、濡れたタオルを部屋で干すこと、こまめに少量の水を飲んで喉を潤す、マスクをして鼻や口から水蒸気が出過ぎないようにする、などの方法があります。

 

  • 喉の薬
    • 消炎剤を含むトローチ

喉に直接作用して殺菌する成分が入った薬です。

  • トラネキサム酸(注射、内服)

炎症やアレルギー症状が起きているときに、体内に増えすぎている酵素プラスミンを抑えます。口の中、喉の腫れ、痛みなどの症状を改善する薬です。

  • 消炎鎮痛剤

トラネキサム酸が効かない時に内服しますが、頻度は少なめに使用します。

  • うがい薬

イソジン、アズノールなど

 

  • 漢方薬

漢方薬を併用することでより効果的な治療が可能となります。

漢方薬は4つの体質によって使い分けられています。

・熱証(ねっしょう) 顔色が赤く興奮的で熱状を帯びる人。

・寒証(かんしょう) 顔色が蒼白く沈衰的で手足の冷える様なタイプの人。

・実証(じっしょう) 比較的体格が良く、体力に優れていて、赤ら顔、高血圧の傾向の人

・虚証(きょしょう) 比較的痩せ形で貧血傾向、低血圧傾向という“虚弱体質“の人

 

症状があるときに使う含嗽剤(かんぞうざい:口に含む)としては、甘草湯(かんぞうとう)があります。これは体質によらずに全ての人に使える便利な漢方薬です。

エキス剤としては138番・桔梗湯(ききょうとう)があります。これを200ml程度のお湯に溶かします。少量ずつ口に含む、または内服すると効果的で、非常に即効性もあります。

内服の漢方薬では実証(じっしょう)、熱証(ねっしょう)の人には、急性期には葛根湯加桔梗石膏(かっこんとうかききょうせっこう)を使います。

症状が慢性化した場合には109番・小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいこつかききょうせっこう)を使います。急性期から内服しても一定の効果が得られます。

虚証(きょしょう)、寒証(かんしょう)の人は急性期に『半夏湯(はんげとう)』を使います。半夏湯は、半夏(はんげ)・桂枝(けいし)・甘草(かんぞう)から構成されています。この3つは19番・小青竜湯(しょうせいりゅうとう)を含むため、これで代用する事も可能です。症状が慢性化した場合にも109番・小柴胡湯加桔梗石膏が有効です。

 

喉の症状を感じたら、のど飴やうがいで痛み・違和感を和らげることは可能です。急性期の症状でも、体質に合う漢方薬には即効性があります。西洋薬ではよくある眠気の副作用も、漢方薬で眠気のない治療が可能となります。

 

 

Posted on 2014/10/27 by miyahara

花粉症でも鼻血は出る

花粉症の症状と言うと、鼻水やくしゃみがおなじみですが、中には鼻血を起こす人もいます。

花粉が鼻の中に入ってきて、粘膜が「異物」「侵入物」と認識すると、鼻水やくしゃみで体の外へ排除しようとするのです。

 

これらは鼻がムズムズした感じやかゆみなども伴います。鼻水が出てきたら、そのまま放っておくことは衛生的にもマナーとしても頻繁に鼻をかんだりしてティッシュで鼻の中の違和感をすっきりさせようとします。

 

  • 花粉症と鼻血の関係性

花粉症の人の鼻の粘膜は繰り返されるアレルギー反応で、鼻の粘膜は刺激に過敏になり、毛細血管が破れやすくなっています。そこへ激しい鼻かみやティッシュで擦る、指で触れてしまうと出血しやすい状態になるのです。粘膜の過敏性は一度起きてしまうと自然にはなかなか戻りません。花粉症の治療は、アレルギー反応の原因となっているヒスタミンという物質を抑えることで症状を緩和します。鼻血を防ぐには過敏性の粘膜に刺激を与えないことです。

 

点鼻薬や内服薬で症状を抑えて、自分で刺激を与えないようにするのが一番効果のある方法です。また、マスクで花粉を侵入させないこと、部屋に花粉を持ち込まない、空気清浄器で花粉を除去するなどの対策も有効です。

 

  • 鼻血が出た時の対処法

もし鼻血になってしまったら、正しい処置で止血しましょう。ひと昔前まで「上を向く」「体を横にする」などがありましたが、これらは逆に危険な方法であると言われています。体は座って背中を椅子や壁にもたれかけて、頭は下を向くようにします。もし、横にならないとしんどいという場合は、頭は高い位置になるような姿勢をとります。上を向くと、血液が口の中に入って飲み込んでしまいます。血液を飲み込むと嘔吐の原因となるので、血液が口に流れてきてしまったら吐き出してください。

 

出血の勢いを止めるには、鼻の中を刺激しないようにティッシュを鼻にあてます。出血している側の血管を圧迫するように指でつまみます。出血を止めるにはリラックスすることも大切です。濡らしたタオルを頭や首にかけておくといいでしょう。もし血液を飲み込んでしまうと吐き気が起きます。ビニール袋を手の届く場所に置いておくと便利です。

再び出血することを防ぐには、鼻の中に残った血液の固まりやかさぶたを無理に取らないようにします。また、強い刺激を与えないように鼻を強くかんだり中をこすったりしないことです。高血圧の人は出血が止まりにくいこともあるので、血圧を測定しながら出血が長時間続く場合は病院での処置が必要です。

 

  • まとめ

鼻の中の粘膜の下にある毛細血管が破れるのが出血の原因ですから、ムズムズしても触らない、無理やり鼻水を出そうとしないことなど刺激を与えないことが一番の予防策です。しかし、症状は我慢せずに薬で抑えておけば、さらなる予防策となります。花粉症の始まる時期の前から薬を使用すると、症状も軽減しやすいと言われています。早めの受診で花粉が飛び交う前に準備しておきましょう。

 

Posted on 2014/10/27 by miyahara

最近体がだるい…その倦怠感の原因は花粉症かもしれません!

  • 花粉症になるとなぜだるくなるの?

花粉症は、花粉を体から守ろうとする過剰な防衛反応によって起きます。花粉症の症状が出やすいのはスギ花粉が活発に飛ぶ2月から4月ですが、ヒノキやブタクサといった他の樹木や植物の花粉にも反応するということになると、1年の大半は体が常に花粉と戦っている状態なのです。1年の大半を花粉に向けて免疫系がフル活動していると、免疫力そのものも低下しやすくなり、全身の体力が低下します。その結果、花粉症の症状が続くと体がだるいと感じるようになるのです。

 

  • 花粉症対策でだるい体とサヨナラする!

まずは花粉が体に触れる機会を減らすことが大切です。晴れて風が強い日は花粉がたくさん飛びがちですし、お昼頃から15時頃までが花粉の飛散量がピークになりますので、出来る限りこのような天候・時間帯の外出は避けましょう。

 

しかし、日常生活を送る中では「晴れて風が強い日は外出しない」「お昼頃から15時頃までは外出しない」と言えない事もあります。そのような時にはマスクやメガネ・ゴーグルをして花粉から体を守って外出しましょう。私は「JINS 花粉Cut」とマスクのダブル使いで外出しますが、花粉症による体のだるさや鼻水・鼻づまり・目のかゆみ・発熱といった症状がかなり緩和されます。

 

さらに、食生活を見直すことも大切です。肉中心の高タンパク質な食生活は花粉症が発症する原因だと言われていますので、日頃からバランスの良い食事を心がけることで、花粉症全体の症状緩和にも繋がります。ヨーグルトに含まれる乳酸菌のうち、ビフィズス菌やラクトバチルス菌には花粉症の原因といわれているTh1・Th2という2つの免疫細胞のバランスを良くする働きがありますし、キノコ類に含まれているビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6は免疫機能を高める働きがあります。

 

  • まとめ

体のだるさというものは、つい「ちょっと疲れてるだけだろう」などという感じで軽視してしまいがちですが、そのような軽率な判断は禁物です。

体がだるいと感じたときに、鼻水・鼻づまり・37度前後の発熱・目のかゆみなどを伴っていたら花粉症だと思った方が良さそうです。そして、少しでも早く病院に行って医師の診察を受けて下さい。

 

また、花粉症の原因として、過度なストレスも考えられます。日頃から十分な睡眠や運動を心掛けることで、だるい体も和らぎ、花粉症全体の症状も緩和できる可能性がありますので、ぜひ実践してみて下さい。

Posted on 2014/10/27 by miyahara

花粉症による眠気

  • 花粉症は眠くなる?

花粉症になると妙に眠くてたまらないという話をよく聞きます。

一体どうして眠気がくるのでしょう。

 

そもそも冬から春にかけては気温の変動が激しくなり、自律神経のバランスがくずれることによって眠さやだるさなどの症状が起きるのだそうです。

また暖かくなることで体の器官の動きが活発になり、ビタミンB群がたくさん必要となります。

そのビタミンB群が不足するとだるさや疲れやすいなどの症状が出てくるとのこと。ただでさえ眠たくなる季節なのですね。

 

そして花粉症の症状として鼻水や鼻づまりがあげられます。寝ているときも鼻がつまるなど不快な症状があり起きてしまうので結果睡眠不足に陥り、日中眠気を感じるということになります。

 

また花粉症に処方される薬の中には副作用として眠気をもよおすものがあります。

抗ヒスタミン薬が花粉症対策の薬として知られていますが、この薬はアレルギーを引き起こすヒスタミンの働きを抑えてクシャミや鼻水を抑制します。

その一方で、眠気や集中力の低下などの鎮静作用もあるのです。

 

  • 眠い時の対処方法は?

眠いからといって誰もがすぐにベッドに横になり眠れるわけではありません。

仕事や学校や家事などすることがたくさんあり、なかなか日中に眠ることはできませんよね。

これらの眠気に対してどのように対応していけばいいでしょうか。

実は同じ抗ヒスタミン薬でも眠気が少ないものもあります。「第2世代」と呼ばれるものです。

第1世代の抗ヒスタミン薬に比べて、副作用が少なくなり眠気が抑えられるようになりました。

最近では処方される抗ヒスタミン薬の多くが第2世代のものになったと言われています。

また漢方薬の小青竜湯も眠気が起こらないので、愛用している人も多くいるようです。

 

そしてしっかり睡眠時間を確保することも大切です。

テレビや携帯などをずっとみていると脳が興奮してすぐには寝付けません。

せめて寝る一時間前にはそれらから離れゆっくりと過ごしましょう。

また入浴も早めに済ませておき、アルコールも控えておくと更によい睡眠が得られます。

 

また、最初の方に出てきたビタミンB群をしっかり摂取することも大切です。

ちなみにビタミンB群とは8種類のビタミン(ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)を総称した言い方です。

サプリで手軽に摂取してもいいですし、食品からだとなおいいでしょう。

具体的には、穀物(ビタミンB1)、卵や納豆(ビタミンB2)、バナナやナッツ(ビタミンB6)、牛乳や豚レバー(ビタミンB12)、魚類(ナイアシン)、さまざまな食材(パントテン酸)

緑黄色野菜(葉酸)、落花生(ビオチン)などがあげられます。

これらを積極的に食べていけば、だるさ眠さからは多少開放されることでしょう。

 

薬は第2世代を使用すること、あるいは小青竜湯という漢方薬を使うこと、そして睡眠時間をきちんと確保する努力をすること、ビタミンB群を摂取することが大切なのですね。

 

Posted on 2014/10/27 by miyahara

花粉症による発熱

花粉症の主な症状と言えば、鼻水やくしゃみ、目のかゆみや充血、涙がとまらないなどがあげあれますが実は発熱することもあります。

花粉症というのは花粉に対するアレルギー反応のひとつなので、その拒絶反応の症状として熱が出ることもあるのです。

急に高熱が出るというよりは、微熱が続いて体がだるく倦怠感が伴うタイプのものです。

非常に風邪と似た症状なので花粉症だと気がつかずに放っておく人や、市販の風邪薬で対応しようとする人もいますがなかなか状態がよくならないのが特徴です。

花粉が原因ですからそれに対応した処置や薬、また予防策が必要となってきます。

ではどうやって花粉症と風邪を区別したらいいのでしょう。

 

  • 花粉症と風邪の見分け方

花粉症の症状は、「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「目のかゆみ」「目の充血」「涙目」などがあります。

これらの状態がいくつかありながらなおかつ「発熱」「倦怠感」「眠気」や「咳」「のどの痛み」などがある場合は花粉症と判断していいでしょう。

また、花粉症の鼻水は透明でさらっとしているのが特徴です。そして目のかゆみや涙は風邪の場合はほとんどない症状なので、判断がしやすいですね。

やたらとくしゃみが出るのも花粉を外に出そうとする力が作用するためだと言われています。

また熱が出た場合、高熱ではなく微熱が何日も続くのであれば花粉症を疑ってもよいと思います。

つまり風邪の症状と思われるほかに、さらっとした無色透明の鼻水、くしゃみの回数の多さ、目のかゆみや涙、何日も続く微熱などがある場合は花粉症によるものと思われます。

 

  • 判断は病院に任せよう

そういった場合は病院にいって検査をしてもらうのが一番確実な方法です。

病院は耳鼻科、耳鼻咽喉科、眼科、内科、アレルギー科などが主ですが、発熱が気になるようであれば内科がお勧めです。

花粉症かどうかの診断方法としては、皮膚反応検査,血中IgE検査,鼻粘膜誘発テストなどがあります。

花粉を付着してみて実際に反応があるかどうかを確認する場合もあるようです。

診断方法は病院によって異なるとのこと。

花粉症と診断された場合は、状態に応じた薬を処方してもらえるので症状が抑えられて熱も収まり体もずいぶんと楽になることでしょう。

 

  • 花粉症の予防法

また花粉症の場合、自ら予防することでずいぶん変わってきます。

外出時は花粉がつかないように服装に気をつける、家に入る前に花粉を落とす、布団や衣服は外に干さないようにするなど対応してみてください。

アレルギー反応からくる発熱もきっと収まることでしょう。

 

Posted on 2014/10/27 by miyahara

花粉症かどうかをチェックする方法

鼻水が止まらない、くしゃみが出る、微熱があるなどの症状があるとき実は花粉症かもしれません。

ただの風邪なのか花粉症なのか自己判断は難しいかと思います。

風邪だと思って市販の風邪薬を飲んでいたけれど一向に治る気配がない、そんな方は花粉症の可能性もありますので一度確認してみませんか?

簡単なチェック項目をご用意しましたので、興味のある方は当てはまるかどうか試してみてください。

 

  • 花粉症のチェック方法

 

1.くしゃみや鼻水が続けて出る。

2.鼻水に色がなくさらっとしている。

3.鼻づまりを感じる。

4.鼻をかむ回数が多い。

5.くしゃみが出る回数が多い。

6.微熱がある。

7.目がかゆい。

8.涙がとまらないときがある。

9.充血する。

10.のどに違和感を感じる。

11.全身にだるさを感じる。

12.上に当てはまるいくつかの症状が2週間ほど続く。

13.アレルギー体質だ。

14.毎年同じ頃に症状が出る。

 

上の項目に7つ以上当てはまる人は花粉症の可能性がかなり高いですので、是非病院へ行ってチェックしてもらうことをお勧めします。

また当てはまる項目が少なくても鼻水がさらっとしていることや目にかゆみや充血、涙が止まらないなどの花粉症特有の症状があれば病院にいって調べてもらったほうがいいでしょう。

 

  • 何科を受診すればよい?

耳鼻科や耳鼻咽喉科、眼科や内科、アレルギー科で主にみてもらえます。自分の症状が顕著に現れている場所(目なら眼科、鼻なら耳鼻科など)にいくのが適切かと思います。

診断方法として、皮膚反応検査,血中IgE検査,鼻粘膜誘発テストなどがあります。

また花粉を付着してみて実際に反応があるかどうかを確認する場合もあるようです。

しっかり結果がわかりますので、花粉症だった場合は自分の症状に合った薬を処方してもらえます。

自分の症状に合った薬だと効き目が発揮され、つらかった状態が緩和されることでしょう。

また、花粉を防ぐために帽子やメガネを着用したり、つるつるした洋服を着る、風の強い晴れた日は外出を控える、衣類や布団な室内干しをするなどの

花粉を避ける対策をするとずいぶん効果が変わってきますので是非お試しください。

 

  • まとめ

花粉症の症状は風邪の症状と似ているため、気がつかないまま過ごしている人も多いかと思います。

きちんと症状に合った薬を飲んだり、それなりの予防をしたり対応をしていけば必ず状態はよくなりますので

もしかしたら?と不安や疑いを持った人はぜひ一度病院できちんとした検査を受けてみるといいですね。

 

 

 

Posted on 2014/10/27 by miyahara

花粉症で微熱!?

  • 花粉症でも熱がでる

花粉が飛散する時期に微熱が出たらもしかするとそれは花粉症かもしれません。

花粉症の主な症状は、目のかゆみやくしゃみ、鼻水などが有名ですが

人によっては微熱がでたり咳がでることもあるんですよ。

一種のアレルギー反応なので、体への反応は人それぞれなのです。

風邪と判別しにくい症状ですが、どうやって花粉症と風邪を区別したらいいのでしょう。

 

  • 花粉症と風邪を区別する方法

先ほどもいいましたが花粉症の症状は、「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「目のかゆみ」「目の充血」「涙目」があります。

これらの症状が複数出ていてなおかつ「微熱」「倦怠感」「眠気」や「咳」「のどの痛み」などがある場合は花粉症と判断していいでしょう。

具体的には花粉症のときの鼻水は無力透明でさらっとしているといわれています。どろっとした色味のある鼻水とはまた違うようです。

そして目のかゆみや涙は風邪ときにはなかなかない症状ですよね。目のかゆみがあり微熱が出ている場合は花粉症である確率が高いですね。

また、普通の風邪のときとは明らかに違い、くしゃみの回数がやたら多いこともあげられます。異物(花粉)を取り除こうとする体の反応のひとつです。

花粉症が原因の微熱は高熱にならないのも特徴です。微熱がだらだらと続いている場合はもしかしたら花粉症かもしれません。

 

  • とにかく病院に行ってみることが重要!

なにはともあれ、病院にいって検査をしてもらうのが一番確実な方法です。

病院は耳鼻科、耳鼻咽喉科、内科、アレルギー科などがいいでしょう。(目の症状がひどいときは眼科でも大丈夫です)

診断方法としては、皮膚反応検査,血中IgE検査,鼻粘膜誘発テストなどがあります。

花粉を付着してみて実際に反応があるかどうかを確認する場合もあるようです。

診断方法は病院によって異なるので気になる方は事前に確認しておきましょう。

花粉症と診断された場合は、状態に応じた薬を処方してもらえるので体もずいぶんと楽になることでしょう。

 

風邪ではなくて花粉症の場合は、薬や対処法も違ってきますので是非確認することをお勧めします。

花粉症の場合は症状に対する対応策だけでなく、予防策(花粉を避ける、洗い流すなど)が大変重要になってきます。花粉を避けることでずいぶん症状が和らぎ効果が変わってくるからです。

風邪だと思っているときは花粉にたいして無頓着になってしまうので、対応が遅れてしまい状態が更に悪化することもあります。

花粉が飛散する季節に微熱が出る方は是非一度病院にいってみてください。

 

Posted on 2014/10/27 by miyahara

花粉症から引き起こす皮膚炎

  • 花粉症の皮膚炎

花粉症の症状というと、目のかゆみやくしゃみや鼻水を思い起こす人が多いと思いますが

実は皮膚にも症状が出ることをご存知でしょうか。

花粉が飛散する時期になるとまぶたの上がカサカサしたり、全体的に皮膚がかさついて化粧のりが悪くなるという方は

もしかしたら花粉症かもしれません。一般的な花粉症の症状は出なくても、皮膚にだけ症状が出る場合もあるそうです。

そういった状態は「スギ花粉皮膚炎」と言われています。

スギ花粉のスクラッチテストや血液中のスギIgE抗体価の測定をすると、アレルギーの陽性反応が出ることがあるんだそうです。

スギ花粉の季節にだけ発症し、また飛散量が多い日に症状があり目の周りや首などの露出部や関節部のみ症状が現われるのが特徴です。

 

  • 皮膚炎にかかりやすい人とは?

では、どのような人が主にかかりやすいのでしょうか。

アトピー性皮膚炎の患者の3割がスギ花粉により症状が悪化するようです。

また、乾燥肌や敏感肌の人も影響を受けやすいとのこと。皮膚が敏感になっている人はやはりかかりやすいのですね。

対処法としては抗アレルギー剤の服用や保湿剤やステロイド剤の使用により症状を改善します。

また予防策として、外出時はなるべく皮膚の露出を控えることがあげられます。帽子やメガネ、マスクなどで防備し皮膚を隠すこと、ウールなどの毛羽立ったものより

ツルツルとした素材の服で花粉がつきにくくすることも重要です。

そして黄砂やPM2.5などの大気汚染が更にアレルギー反応をひどくさせるというデータが出ていますので、汚れた空気にも気をつけたいものです。

なるべく花粉飛散時は布団や洗濯物を外に干さないなど工夫を行って家の中や体の表面に取り込まないようにしてください。

 

  • 皮膚炎を悪化させない方法

また皮膚炎を悪化させない方法としては、紫外線を避けること、体を優しく泡で洗うことがあげられます。

紫外線を避けることは花粉を避けることにもつながるので一石二鳥ですね。

帽子をかぶったりサングラスをしたり長袖を着たりと防止してみてください。

そして、体を洗う際は天然成分の刺激の少ない石鹸を選ぶこと、スポンジでごしごし体を洗うのではなくたっぷり泡を作って

素手で泡を使って洗うようにすると肌に負担がなくていいようです。

一番やってはいけないのは石鹸そのまま、ボディソープそのままの原液を肌につけることです。刺激が強いので肌トラブルを起こしてしまいます。

 

  • まとめ

もし、自分は皮膚の花粉症かもしれないと思い当たる方は一度病院に行ってみてはいかがでしょうか。

きとんと対応することで治りますし、また予防策をしっかり行うことでかからなくすることも可能です。

 

Posted on 2014/10/27 by miyahara

花粉症による目の症状

花粉症によるつらい目の症状として主に3つあげられます。

 

「目のかゆみ」「充血」「涙が出る」の3つです。

どれもつらいものばかりですね。

 

まずはどうしてそのような症状が出るのかみてみましょう。

 

  • 目の症状の原因

花粉が目の中に入ってくることで、目の粘膜内にある肥満細胞に花粉がついてそれによりヒスタミンなどを放出します。

(ヒスタミンとは生体に広く分布するアミンの一種。外傷や毒素などで活性化され、発赤・かゆみ・浮腫・痛みや気管支収縮などのアレルギー症状を起こす原因となる)

このヒスタミンが神経や血管に刺激を与えることで症状が発症してしまうのです。

目の粘膜は粘り気のある組織なので一度花粉がつくとはがれにくいのも症状がおきやすい原因です。

 

  • 目の症状に対する対処方法

目のかゆみに耐えられず掻いてしまう人も多いですが、その刺激によって更に症状が悪化したり、目の周りの皮膚が乾燥してしまうこともあるので強く掻かないことが重要です。

「目のかゆみ」「充血」「涙が出る」などの対策としては、以下のことがあげられます。

・冷たいおしぼりやひえピタなどで冷やす

・水や洗浄液(できるだけ防腐剤の入っていないもの)で目を洗う

・自分の症状に合った目薬を使用する(病院での処方をオススメします)

・ティーパックで目をパックする(民間療法ですが意外と効果があるようです)

・コンタクトの使用を控える、あるいは使い捨てのものに変える(コンタクト自体に花粉が付着するため)

・髪の毛は束ねて目にかからないようにする(刺激しないように)

 

花粉症にかかっている女性はアイメイクがしにくくなるので更につらい時期になりますが、症状を抑える対策をしてうまく乗り切っていきましょう。

 

  • 花粉を取り込まないようにする工夫を

またこれ以上花粉を取り込まないようにする工夫も必要です。

・症状が出る前に抗アレルギーの点眼薬を使用することで炎症を予防する

・伊達メガネやサングラス、花粉対策用のメガネを装着する

・花粉飛散の時期は極力外出しない(特に天気がよく風の強い昼間)

・花粉のつきにくいツルツルした素材の洋服を着る

・帽子やマスクなどで花粉が皮膚につくのを防ぐ

・洗濯物や布団は室内に干す

・こまめに部屋の掃除を行う

などがあげられます。

 

本来は気持ちのよい季節で快適なはずなのに、花粉症にかかって目の症状が出始めるとかゆかったり涙が止まらなかったりとほんとにつらいですよね。

早めの予防で出来るだけ症状を出さない工夫をすること、そして症状がでたらそれを悪化させない対策をすることがとても大切なのですね。

 

 

 

Posted on 2014/10/27 by miyahara

花粉症の目のかゆみ対策

花粉症というと鼻水やくしゃみのほかに目の痒みなど目の症状がありますよね。

そんな悩みを少しでも解消できるよういくつかの対策をご紹介します。

 

  • まずは予防が大事

花粉が目、主にまぶたにつくことによって目のかゆみは起こります。なので、花粉がつかない対策をすることが大事になります。

今はさまざまなデザインの花粉対策用メガネが市販されていますね。通常のメガネと違い、サイドからも花粉が入りにくい構造になっているので効果的です。

そしてコンタクトレンズですが、コンタクト自体に花粉がついたりしてそこから結膜炎などを引き起こすこともあるとのこと。

できれば花粉の時期はコンタクトを避ける、あるいは使い捨てのものに変えるなどの工夫をしましょう。

晴れて風の強い日は花粉が多く飛散しますので、できるだけ外出を控えることも重要ですが、なかなかそうはいきませんよね。

どうしても出かけなくてはいけない場合は、帽子やマスクを着用し出来るだけ肌を露出しない、そして洋服は花粉がつきにくいツルツルした素材のものをオススメします。

そして帰ってきて家に入る前には洋服などについた花粉をしっかりはらって落とすようにしましょう。

また花粉飛散の時期は洗濯物や布団は家の中に干すようにすることも大切です。

それでもどうしても花粉が家の中に入り込んでしまうので、こまめに掃除をすることがやはり重要ですね。

 

  • 目がかゆくなったら

目がかゆくなったら思わず掻いてしまいますが、更に炎症をひどくするおそれもあります。

まずは冷たいおしぼりで目を冷やしてみてください。

ひんやりとした刺激がかゆみを和らげてくれるでしょう。

そして目を洗って花粉を洗いながすことも大切です。

基本的には水で洗い流すのが一番です。

カップ式の洗浄液を使う場合はまず先に水で目を洗うことをオススメします。

というのも、まつや周りの皮膚についた花粉を逆に目に入れてしまうことになるからです。

点眼薬もやはり効果的です。抗アレルギーの点眼薬を飛散の2週間ほど前から使用すれば、炎症予防にもなるということです。

自分の症状に合った点眼薬を病院で処方してもらいましょう。

意外とオススメなのが、ツボ押しです。

こめかみの少し目尻によった場所に小さなくぼみがあります。「太陽」と呼ばれるこのツボは目のかゆみに効果的です。

人差し指で左右のツボを3~5秒ほどじっくり押してみてください。

目頭と鼻の間の部分にある「睛明」というツボは疲れ目に効果的です。目の不快感を取り除くとのこと。

後ろ髪の生え際あたりにあるくぼみ「風池」というツボは、目だけでなく鼻の症状にも効果があるといわれています。

親指で3秒間押して1秒休みまた3秒押すといいそうです。これを5回ほど繰り返してください。

 

さて、いかがだったでしょうか。

花粉による目のかゆみは不快でイライラしてしまいますが、少しでも改善できるよう色々試してみてくださいね。

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