花粉症あれこれ
カレンダー
花粉症何でもランキング
花粉症対策として、他の人は何をやっているか気になりますよね。薬以外で、もっと効果のある方法はないかと考える参考になる方法について、株式会社ウェザーニュースが2013年に発表した「第1回花粉症調査」があります。「花粉症対策として行なっていること」の項目でランキングを見つけました。
まずは、1~5位です。
1位 マスク
2位 飲み薬
3位 部屋干し★
4位 うがい
5位 空気清浄器★
定番中の定番ですね。
次、6~10位です。
6位 目を洗う★
7位 点鼻薬
8位 眼鏡★
9位 ヨーグルト
10位 通院
この中から★をピックアップして具体的対策方法を解説します。
★部屋干し
部屋干しをして花粉がつくのを防ぐためにはとてもいい方法ですが、生乾きや匂いが気になります。梅雨時なら仕方がないですが、晴れの日は布団だって干したいです。実際には「部屋干しは嫌い・したくない」と考えている人が多いと思います。洗濯物から花粉を家の中に入れないためにはどうすればいいでしょうか。
まず、手で払う人が多そうですね。手でパンパン叩いたら落ちていきそうな感じがしますが、実際にはほとんど落とされていません。しかし、乾いた状態から外に出して、手で払うとかなり落ちるそうです。これは部屋の中で一旦干して、乾いてきたら外に干す、取り込むときに手で払うという方法がいいということでしょう。少々面倒ですが部屋干しでの生乾きや匂いが気になる人にとっては、いい方法だといえるでしょう。
また、花粉がつきにくい方法もあります。花粉は朝は少なく、14時~15時頃は多く飛散しています。しかし、ほとんどの人は午前中に干しても夕方近くになってから取り込んでいて、花粉を大量に部屋に持ち込んでしまいます。外干しするには午前中早めに干し、昼過ぎには取り込んだほうがよさそうです。
★空気清浄器
最近の空気清浄器はほこりや臭い、花粉だけではなく、除菌やウイルスを取り除く機能がついたものが多いです。花粉の多い時間帯は窓を閉めて、部屋に入れない、入ったとしてもできるだけ減らすために空気清浄機が役立ちます。また、湿度が低いと花粉が飛びやすいので、加湿機能もあったほうがいいでしょう。喉が渇いていると花粉やウイルスを吸い込んだ時に喉にくっつきやすく、カゼの予防のためにも効果があります。
★目を洗う
よく「目を取り出して洗いたいほどかゆい」と表現され、花粉症対策などのために、目を洗うキットも市販されています。しかし、かゆいたびに頻繁にするのは目に良くありません。角膜の表面には、涙液層という層があります。この層には免疫機能があり、雑菌が入ったときにガードする働きがあります。目を洗うと涙液層の成分も洗い流してしまうため、花粉やほこりをさらに付着させてしまいやすくなって、さらにアレルギー反応を起こしてしまうこともあります。
また、まぶたやまつげごと目をカップで覆って洗浄するため、雑菌も全部目の中に入れてしまう危険性もあります。カップは片方が終わったら、一旦洗ってからもう片方の洗浄が必要です。
洗浄液の中には防腐剤が入っていることがあるので、防腐剤が入っていないもの、できれば生理食塩水が理想です。眼科でも「目を洗う」ことは少なくなりました。角膜がダメージを受けやすいことが分かってきたため、学校のプール後の目洗いは行なわれなくなってきました。どうしても洗いたいときは、防腐剤が入っていない人工涙液を多めに点眼するほうがいいです。
★眼鏡
普段はコンタクトレンズを使用している人も、花粉症の時期は眼鏡に変えたほうがいいでしょう。コンタクトレンズに花粉が付着すると、洗浄しても落ちにくく、また花粉がついたままのレンズを目に乗せることになってしまいます。もし、コンタクトレンズのままがいいという人には1日の使い捨てタイプをおすすめします。
また、眼鏡にはサイドのすき間まで覆うカバーのようなタイプがあります。これはドライアイでの治療にも使われていて、目に外部の空気が入ってこないようになっています。