花粉症あれこれ
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その発熱は風邪のせいではなく花粉症のせいではないですか?
- 花粉症から発熱する理由とは?
花粉症による発熱は、花粉がきっかけとなってアレルゲンに対する体の防御反応が働き過ぎていて、免疫力が低下してしまうことが原因となって起きます。欧米では花粉症の症状を「hay fever(千草熱)」と呼んだりしますので、欧米では花粉症による発熱が存在するということが常識なのかもしれません。
- 発熱は風邪のせい?花粉症のせい?どう見極めればいい?
長年、花粉症に悩まされている私も花粉症の時期になると経験していますが、花粉症からくる発熱の場合は微熱が長く続きます。私の平熱は36度前後なのですが、花粉症の時期になると37度前後まで上昇してしまいます。一方で、38度を超えるような高熱が出てしまうと、風邪やインフルエンザといった花粉症以外の理由で発熱している可能性が高いです。
また、室内に居る時は大丈夫なのに、外出すると微熱が出てしまうという場合には、花粉症による発熱といって良さそうです。私も花粉症の時期になると、外出をするたびに、普段36度前後の体温が37度前後まで上昇してしまいます。
さらに、発熱の他に鼻水や鼻づまり、目のかゆみや充血なども症状として現れているようであれば、発熱の原因が花粉症である可能性がさらに高まります。
- 花粉症による発熱対策とは?
まずは、花粉が多く飛ぶような日には出る限り外出を控えて、体が花粉に反応する機会を減らすことが大切です。例えば、風の強い日や空気が乾燥している日、1日の中ではお昼頃に1日における花粉の飛散量がピークに達しますので、これらの日・時間帯を避けるように心がけます。
しかし、花粉が飛んでいる間外出をしないということも難しいはずですので、どうしても外出する必要がある場合には、出来る限り花粉に触れない努力をします。マスクや眼鏡・ゴーグルなどをすることで、花粉が体内に入る事を物理的に遮断する方法をとったり、ナイロン素材などのツルツル感がある洋服を見に付けることによって、洋服に花粉が付く事を防ぐという方法をとったりすることでも、花粉に触れる機会は減ります。
- 花粉症による発熱がある場合は何科を受診したらいい?
鼻水や鼻づまりといった花粉症と思われる症状と発熱を併発している場合は、耳鼻科の診察を受けてみてはいかがでしょうか。その他、38度を超えるような高熱が出ている場合や、花粉症の症状が出ずに発熱のみ症状として現れている場合は、内科を受診することが一般的です。
- まとめ
熱が出るとすぐに「風邪をひいたかな?」と思ってしまいがちですが、花粉の飛散が活発になる2月から4月にかけて微熱が続くようであれば、花粉症を疑って早めに医師の診察を受けて下さいね。