花粉症あれこれ
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花粉症による目の症状
花粉症によるつらい目の症状として主に3つあげられます。
「目のかゆみ」「充血」「涙が出る」の3つです。
どれもつらいものばかりですね。
まずはどうしてそのような症状が出るのかみてみましょう。
- 目の症状の原因
花粉が目の中に入ってくることで、目の粘膜内にある肥満細胞に花粉がついてそれによりヒスタミンなどを放出します。
(ヒスタミンとは生体に広く分布するアミンの一種。外傷や毒素などで活性化され、発赤・かゆみ・浮腫・痛みや気管支収縮などのアレルギー症状を起こす原因となる)
このヒスタミンが神経や血管に刺激を与えることで症状が発症してしまうのです。
目の粘膜は粘り気のある組織なので一度花粉がつくとはがれにくいのも症状がおきやすい原因です。
- 目の症状に対する対処方法
目のかゆみに耐えられず掻いてしまう人も多いですが、その刺激によって更に症状が悪化したり、目の周りの皮膚が乾燥してしまうこともあるので強く掻かないことが重要です。
「目のかゆみ」「充血」「涙が出る」などの対策としては、以下のことがあげられます。
・冷たいおしぼりやひえピタなどで冷やす
・水や洗浄液(できるだけ防腐剤の入っていないもの)で目を洗う
・自分の症状に合った目薬を使用する(病院での処方をオススメします)
・ティーパックで目をパックする(民間療法ですが意外と効果があるようです)
・コンタクトの使用を控える、あるいは使い捨てのものに変える(コンタクト自体に花粉が付着するため)
・髪の毛は束ねて目にかからないようにする(刺激しないように)
花粉症にかかっている女性はアイメイクがしにくくなるので更につらい時期になりますが、症状を抑える対策をしてうまく乗り切っていきましょう。
- 花粉を取り込まないようにする工夫を
またこれ以上花粉を取り込まないようにする工夫も必要です。
・症状が出る前に抗アレルギーの点眼薬を使用することで炎症を予防する
・伊達メガネやサングラス、花粉対策用のメガネを装着する
・花粉飛散の時期は極力外出しない(特に天気がよく風の強い昼間)
・花粉のつきにくいツルツルした素材の洋服を着る
・帽子やマスクなどで花粉が皮膚につくのを防ぐ
・洗濯物や布団は室内に干す
・こまめに部屋の掃除を行う
などがあげられます。
本来は気持ちのよい季節で快適なはずなのに、花粉症にかかって目の症状が出始めるとかゆかったり涙が止まらなかったりとほんとにつらいですよね。
早めの予防で出来るだけ症状を出さない工夫をすること、そして症状がでたらそれを悪化させない対策をすることがとても大切なのですね。