花粉症あれこれ
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花粉症による目のかゆみや充血に効く目薬ってどんなもの?
- そもそも、花粉症の目薬はいつ注す?
花粉の飛散ピークはだいたい2月から4月です。本格的な花粉の飛散シーズンには普通のメガネタイプではなくゴーグルタイプの花粉対策メガネで花粉を物理的に遮断することが必要です。
目薬の出番はというと、花粉が飛び始める1~2週間前、目のかゆみや充血といった症状が出る前から常用するのが効果的のようです。
花粉の飛散ピークは2月から4月ですが、関東では量は少ないものの9月頃から翌年の6月頃まで、かなり長期間飛散する花粉もあります。
花粉の飛散ピーク時期になる前から、花粉対策用の目薬は準備して常備しておいた方が良さそうです。
- 花粉症の目薬にはどのような成分が含まれている?
花粉症向けに市販されている目薬には、目のかゆみ止めとして抗ヒスタミン薬が入っているケースがほとんどです。抗ヒスタミン薬として目薬に含まれているものの多くは、服用タイプの鼻炎薬と同じようにマレイン酸クロルフェニラミンです。
「抗ヒスタミン薬は眠くなる」ということを知っている人の中には、抗ヒスタミン薬が配合されている目薬注すと副作用で眠くなるのではと心配する人もいるでしょう。絶対眠くならないとはいえませんが、目薬に含まれる抗ヒスタミン薬はかなり量が少ないので副作用としての眠気を心配する必要はありません。花粉症である私も抗ヒスタミン薬が配合されている目薬を使っていますが、今まで眠気を感じたことはありません。
ただし、目薬に配合されている成分の中に血管収縮剤が含まれている場合は注意が必要です。花粉症による目の充血をとるために血管収縮剤が配合されているものが多くありますが、血管収縮剤入りの目薬を継続して多く使うと効果が薄れ、目薬を注しても効果が見られなくなることがあります。
- まとめ
花粉症対策として目薬は有効です。基本的には医師の診察を受けて処方された目薬を使った方が安心ですが、いつも使っている目薬を自宅に忘れたなどといった緊急の場合には、薬局にいる薬剤師とも相談しながら、花粉症対策の目薬を選んでください。
さらに、目薬と一緒に花粉症対策メガネやゴーグルも併用して下さい。花粉症対策メガネやゴーグルを使うことで花粉が目に入らないように物理的に遮断することができます。最近ではJINSやZoffで花粉カット率の高いオシャレな花粉対策メガネ・ゴーグルが税抜き3000円前後で買うことができます。まだ持っていないという人は、花粉シーズンが始まる前に早めに購入を検討してみてはいかがでしょうか。