花粉症あれこれ
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花粉症対策にはヨーグルトが効くとよく聞くけど本当のところはどう?
- ヨーグルトが花粉症に効く理由とは?
「花粉症にはヨーグルトが効く」と言われる理由としては、ヨーグルトに含まれる乳酸菌に理由があります。
花粉症が起こる原因として、Th1・Th2という2つの免疫細胞のバランスが乱れるせいだと考えられています。乳酸菌の中でもいくつかの種類の乳酸菌にはTh1・Th2の乱れたバランスを元に戻す様な働きがあると言われています。
その乳酸菌とは、例えばビフィズス菌やラクトバチルス菌です。これらの乳酸菌を各研究機関やメーカーで研究・開発したのがL.カゼイ・シロタ株やLG21乳酸菌です。また、1073R-1乳酸菌 (明治 R-1ヨーグルトなど)やL-92乳酸菌(カルピスなど)、KW乳酸菌(小岩井KW乳酸菌ヨーグルトなど)も、花粉症に効果が期待できる乳酸菌として話題となっています。
- ヨーグルトを食べたらすぐに花粉症が治る?
花粉症になる原因として、バランスの悪い食生活や発散できないストレスも上げられます。食生活の乱れや過度なストレスは免疫機能を弱めてしまい、花粉症を発症するきっかけになってしまいます。
ヨーグルトの効果としては免疫系のバランスを整えることです。あくまでも体質改善ですので、毎日コツコツと長期間食べ続けないと、花粉症への効果は期待できません。
とはいえ、365日毎日ヨーグルトを食べることが難しいという人も多い事でしょう。花粉症の症状が出始める1か月前~2週間前から食べ始め、花粉症の症状が出るうちは毎日コツコツ食べるという方法があります。花粉症の私も毎年お正月明けからヨーグルト(3個入りとかになっている無糖のものです)を1日1個食べるようにしています。少しずつではありますが、年々、花粉の飛散ピーク期間であっても鼻づまりに悩まされるケースが少なくなっているように感じます。
- 甘いヨーグルトでもいい?
無糖のヨーグルトだと酸っぱさが口に合わないという人も多いでしょう。自宅にある白い砂糖を加えて甘さのあるヨーグルトを食べたい気持ちになりますが、白い砂糖は免疫機能の低下を防ぐビタミンBを減らしてしまう作用があります。
花粉症対策のことを考えるのであれば、無糖のヨーグルトを購入して、そこに自分で白い砂糖以外で甘さを加えて下さい。例えば、黒糖やはちみつなどです。
- まとめ
花粉症への効果が期待できるヨーグルトですが、ヨーグルトをコツコツと食べ続けることによって、肌やお腹の調子がよくなったり、ダイエットの効果が出てきたりという期待できます。今からヨーグルト生活を始めてみませんか?