花粉症あれこれ

Posted on 2014/10 by miyahara

花粉症に効く漢方

漢方では、この病気にはこの漢方といった処方の仕方ではなく症状にあわせて処方されることが多いとのこと。

出来れば自己判断ではなく専門の方にみてもらうのが一番ですが

あくまで目安として花粉症に効果のある漢方をいくつかご紹介します。

 

  • 「小青竜湯」

寒がりでくしゃみが多い人。透明の鼻水が多く、黄色や緑の鼻水はあまり出ない人。風邪になると鼻水がさらさらと流れるタイプの人。

これらの症状のが当てはまる人は「風寒証」と言われています。

「小青竜湯」という漢方を用いると、体を温めてくれる効果があり冷え性体質の花粉症に対して有効なようです。

また体質改善にも効果的で、特にアトピー性皮膚炎に有効なので併発してる人にはオススメです。

 

  • 「葛根湯加辛夷川キュウ湯」

逆に暑がり体質で、鼻づまりがひどい場合は「葛根湯加辛夷川キュウ湯」が処方されます。

子供の場合は暑がりな体質が多いので、こちらを処方されることが多いようです。

 

  • 「葛根湯単味」

普段肩が凝りやすくあまり汗をかかないタイプの人。花粉により目の症状がひどい場合は「葛根湯単味」をオススメしています。

 

  • 「麻黄附子細辛湯」

虚弱体質で普段から風邪をひきやすい、スタミナがなくて疲れやすいなどのタイプの人は「 風寒陽虚証」という症状になります。

こちらのタイプには「麻黄附子細辛湯」という漢方が合うでしょう。

特に疲れとだるさが著しい場合には「補中益気湯」という漢方を併用してもいいようです。

 

  • 「香蘇散」

鼻や目、喉や耳に詰まり感や渋り感が強い人。精神的にも弱い面がありストレスをためやすい人。寒さやストレスで症状が悪化しやすい人。各種の薬で胃腸の具合が悪くなりやすい人。

これらのタイプには「香蘇散」という漢方を用います。芳香成分が十分に入っているため子供や高齢者に多く使用されます。

また、精神不安定が強い場合には「香蘇散」に「四逆散」を併用する場合もあるようです。

 

  • 「十味敗毒湯加桔梗石膏」

目ヤニや鼻水、痰などの分泌物は黄色く粘っこい人。くしゃみ・鼻水は少なく、鼻づまりがひどい人。鼻や目に熱を持ち、喉や目や顔が赤い人。

暑いところやエアコンが効いてる場所で症状が出て、逆に暑くさえなければ症状は出ない人。

この症状のタイプには、「十味敗毒湯加桔梗石膏」という漢方を用います。

 

いかがでしたでしょうか?

自分の症状に合う漢方薬を見つけることが改善の近道なようですね。

また漢方と一般的な薬を併用することで更に効果があがるとも言われています。